Cfasはライフプラン・キャッシュフロー分析を専門とするコンサルタントです。

これまでのライフプラン・キャッシュフロー分析

　従来よりライフプラン・キャッシュフロー分析は、将来起こりうる可能性の有るリスクを把握する手段として用いられてきました。

　多くの場合は、作成時点で把握できている年収などの収入項目や、生活費や教育費など家計費の支出項目を洗い出し、現状に於ける初期値として設定します、この初期値に一定の変動係数を乗じて1年後、2年後、3年後・・・と将来の収入や支出を予想するのが一般的な手法となっています。

　採用される係数は、家計費の支出項目に適用する係数こそ、公表されている統計データを引用している場合が多いようですが、収入や、税金などの公的支出については、違和感をもたれない程度の任意の係数が採用されることがほとんどであり統計値を基準としたバックボーンを持ちません、このことが信頼性を損なう主たる原因となっています。

　この作成手法は、3年から5年程度の比較的短期間の分析を行うための簡易手法であり、数十年という長期間にわたって分析するための手法としては理論的裏付けも無く、本来使用してはいけない手法です、従って現在行なわれている長期分析は、根拠の無い数値の羅列に過ぎません。

　しかし、代替する分析手法が無いため、長期分析においても現在に至るまでこの不完全な分析手法が大手を振って通用している状況が続いています。

「標準モデル予測法」とは

　これまでのライフプラン分析の問題点は

◆所得予測手法が確立していない

◆予想所得が曖昧なため、正確な公的支出の計算が不可能

　大きくはこの２点に集約されます。

　他にも、公的年金の支給額や退職金の推定など、これまでのライフプラン分析では推定自体が不可能である項目に対しても予測を行い分析精度の改善を行うとともに、根拠の不明確な係数を排除し、恣意的な運用を不可能にすることが求められます。

　「標準モデル予測法」は、これら分析における問題点を、統計的に裏付けのある係数を設定し採用することにより回避しており、必要となる膨大な計算それぞれの計算手法を厳密に定義することにより、これまでの分析手法から革新の進化を遂げた信頼性の高いライフプラン・キャッシュフロー分析を提供することを可能にしています。

※「標準モデル予測法」の分析手法の概要は右のボタンから確認できます。