将来を左右する決断の指標として利用されている「ライフプラン・キャッシュフロー分析」を行う上で絶対に欠かせない要件は
「客観的信頼性」です。
当社の開発したライフプラン・キャッシュフロー分析システム「標準モデル予測法」はこの要求を高い次元で満たしており、ライフプラン分析のあるべき姿を実現しています。
ライフプラン・キャッシュフロー分析は、将来にわたる年間収支(キャッシュフロー)を求め、資産残高の推移を予測することにより、将来の金銭的リスクを回避しようとするものです。
年間収支を単年度で見た場合の算出式は
年間収入−公的支出−私的支出=年間収支
と表すことが出来ます。
この式から、年間収支を精度良く求めるには、「収入」「公的支出」「私的支出」それぞれの算出根拠を明確にしない限り信頼性の確保はあり得ません。
これまでのライフプラン分析は「私的支出」のみに統計的データを使用し、「収入」「公的支出」は個人的予想に基づくもので、精度のアンバランスを無視しており、客観的信頼性に欠けるのはもちろん、長期予測には向かないものでした。
そこで「標準モデル予測法」では
◆統計データを駆使した所得予測手法を採用
国税庁より公表されている「民間給与実態統計調査結果」を基に、過去5年間における5歳区分の勤続年数別昇給率を、勤務先の規模(資本規模および人員規模)別に算出しデータベース化、勤務先区分・勤続年数ごとに統計値を基にした昇給率を適用することにより、これまでにない長期間にわたる所得推計の客観的信頼性を確保することが可能となりました。
◆公的支出(税・社会保険料など)は実際の計算手法により算出
予測により推計した年収を基に、実際に使用されている計算式を用いて詳細に計算、家族構成や扶養家族の推移など、多くの変数を実際の計算に反映することにより、税金はもとより、社会保険料や健康保険料などの算出結果の精度向上を図っています。
◆恣意的な要素が入り込む余地を排除
全ての処理を数式化、与えられたデータによって計算で使用される係数は一意的にデータベースより選択され計算されます。
この結果、安易に希望的結論を得るための恣意的な運用が不可能なシステムを構築しており、より信頼性を向上した分析を行うことが可能になりました。